2011年08月30日

vol.32 (コア・ビリーフ)「食べものよりも人を作るもの」

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石塚とものロービューティ寺子屋
2011.8 .30 発行            発行 450部

Vol.32 (コア・ビリーフ)「食べものよりも人を作るもの」

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こんにちは、
発行人で、ロービューティジャパン代表の石塚ともでございます。
「ロービューティ寺子屋」は、
「ローフードだけじゃない、一生のタカラになる知識」を
お伝えする目的で発行しております。
今回もどうぞよろしくお願いいたします。
(このメルマガの過去ログブログ作りました。
http://rawbeautyterakoya.seesaa.net
です)


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【「食べものよりも人を作るもの」 】

週の前半なので、コア・ビリーフのお話。

このメルマガは、私が最初に「ローフード」の本を書いた、
ということで、食べものに気を使っていらっしゃる読者が多いと
思います。

「You are what you eat. 」(あなたが食べるものが、あなたを形作る)
という、英語のことわざを聞いたことがある方も
少なくない様な気がします。

私が、「ローフード教室」を開くことに興味が持てず、
「寺子屋(読み書きそろばんの教室?)」をやろうと
思った源流を突き詰めると、
この考え方に対する自分の立ち位置のせいだと思います。

私は「You are what you eat は、本当だけど、一番じゃないなー」
と思っています。

なぜなら、
人間は、食べものから強い影響を受けることも確かですが
食べものより強い影響を受けるものがあると考えられるからです。

そして、これは、動物にはない、人間だけの特徴です。
ローフードの栄養学を学ぶときに、
人間とチンパンジーの遺伝子は98.5%一緒、という話を
聞く人も多いと思いますが、
違っている、たった1.5%が、我々にこれほど
大きな影響を与えてしまったわけです。
大脳の大きさがこれほど違い、言葉が違い、
体毛がない(体毛がないから人だけが抱擁を覚えた、とする
説がある。体毛ある抱き合ってもそんなに気持よくないものね)
人間と別の動物の健康を同じように考えていいのでしょうかねえ。。。
(しかも、最近は、人間とチンパンジーの遺伝子、
もっと違っている、という説も出てきてるんですよね。。。)
http://www.sciencemag.org/content/298/5594/719.2.summary

では、私の考え「言葉」>「食べもの」と
同じ説をとっている、
私の考えを援護してくれそうな先達に出てきてもらいましょう。

ジャーン、大物です(笑)。
「マザー・テレサ」と「ガンジー」です。

マザー・テレサはこのように言っています。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから 

また、ガンジーはこのようにいっています。

信念が変われば思考も変わる
思考が変われば言葉が変わる
言葉が変われば行動も変わる
行動が変われば習慣も変わる
習慣が変われば人格も変わる
人格が変われば運命も変わる  


ふたりの言葉で共通しているのは、
「思考」なり「信念」が人間の運命を決める根元だといっていること
(決して、本能的なものが決めるのではなくて
 信念のように選択できるものが人間の運命を決めているといっているわけです)
そして、「言葉」が「行動」より優先するといっていることです。

「食べる」ということは行動です。
ですから、その食行動をあなたに決定させているのは
あなたの「言葉」だということです。

もちろん人も、動物と同じように、栄養や熱量が足りなくなれば、
身体が(本能)食べものを要求するでしょう。
しかし、人間がどれほど動物と違ってしまっているかというと、
もう、栄養を求める本能の声より、「信念」の声のほうが
ずっと大きく聞こえるようになってしまっているということです。

たとえば原発事故以来(その前からもですが)、
多くのお母さんが、
子供たちの食の安全を心配していると思います。
でもその気持は、「種の保存」を目的とする動物の母性愛とは
違った欲求です。
「母親としてベストを尽くしたい」という気持ちは、動物的本能ではなく
信念に基づくものです。

「食」に関して言うと、
私は、人が「何か食べたくなる」背景は、「飢餓(栄養の不足感)」では
なく、「怒り」だと思っています。
怒っているとき、その怒りを見たくなくて興味が食べ物に向く
心理があるように思います。
「怒り」と「何か食べたい」気持ちには強い関係性があると思っています。
私たちは、「空腹」という感覚より「何か食べたい」という感覚で(両者は別物です)
実にたくさんのものを食べます。
だから、「何か食べたい」気持ちは、「空腹」よりやっかいです。

身体とか、ココロとかに問題を感じて、
食事を変えて治そうとする場合、
うまく結果がでない人がいたら、
「栄養」が足りないことをチェックすると同時に、
「言葉」が足りないことを疑ってみるべきではないか、と
私は感じることがあります。

自分を可視化する言葉を自分で操れるようになるためには、
実は、食べものを消化するのと同じプロセスが必要なのですが、
そう意識してみたことがあるでしょうか。

すなわち、

・たくさんの、滋養あるテキストを読む(摂取)
・そのテキストを噛み砕き(分解)
・自分の気持ちと照らし合わせて必要なものをデータベース化する(吸収)
・必要に応じて、自分を表す言葉を他人に伝える(排出)

この4つのプロセスが必要なのですが、
みなさん義務教育で国語教育も受けているのに
「日本語の読み書き」といったときにこの4つのプロセスが必要なんて、
意識したこともないし、そのつもりで訓練したこともないのではないでしょうか。

しかもこのプロセス、バレエ・ダンサーのバー・レッスンのように、
常に磨き続けないといけないものだと思うのですが。。。

この「言葉の教育」が、
どうしてその重要性がいわれないかというと、
重要な理由があります。


それは、自分で「日本語を操るのが苦手」だと思っている人の劣等感というのは
非常に激しいもので、
認めるのが大変だからです。
それは学校教育の「国語」とかぶっているため、
自分を「勉強のできない子」と思わなければいけない、
というつらさがあります。
だから、その劣等感を刺激しないような商品が開発されても、
その苦手感にメスを入れて、得意にしよう、というという試みは
圧倒的にされる機会が少ないです。

だいたい、
「日本語下手な人」って、いじめのときに使われる言葉ですよね。。。
だから、その能力に向き合って伸ばそうとするのはとても大変です。

ベストセラーになる本や、
インターネットビジネスでのキャンペーンに使われるセールス・レター(案内文)
って、「こんなにアホっぽくていいのかなあ」と思うぐらい
平易に書かれているものをときどき見ますが、
これは、勉強コンプレックスを持っている人の中でも
そのコンプレックスが一番強い人を刺激しないように
書かれているからじゃないかと思います。

男性には勉強コンプレックス、学歴コンプレックスが強い人が目立ちますが、
(昔は稼ぎに直結しましたからね)
実は女性にも非常に強いのです。
「自分はブスだ」とか「自分は太っている」より、
実はもっと強いといってもいいぐらいです。
だからこそ、表面化しないのです。

10年ぐらい前、ドイツの小説で『朗読者』という作品が、
世界的ベストセラーになりました。
数年前、『愛を読む人』という邦題で、ケイト・ウィンスレット主演で
映画も公開されました。

この中で、主人公の男性が少年の日に愛した年上の女性は、
突然姿をくらましてしまい、
彼が成長し、弁護士になってから彼の前に現れます。
しかしその場所は法廷で、彼女はナチスの戦争犯罪人として、告訴されています。
彼女は下級管理職(係長くらい?)の責任者として、
同時に告訴された数名の女性たちから
「彼女だけに責任があった」という罪をかぶせられて、
ただひとり有罪になろうとしているのですが、
彼女は、自分を無罪にできる決定的な証拠をがんとして言いません。
なぜか? 
それは、彼女がユダヤ人虐殺の実行を知らなかったのは、
彼女のところに回ってきた認証の書類を、文字が読めないために
理解できなかったからなんです。
でも、そのことを証言すれば、彼女は、自分が字が読めない、教育の低い
人間だということがばれてしまうので、
それを世間に知られるぐらいなら、刑を受けたほうがましだと
考えていたのです。
弁護士になった彼はかつて愛し合った女性を助けようと奮闘するのですが、
それもむなしく終わってしまいます。

読み書きというのは、昔は機会均等でなかったし、
(親が貧乏で、学校に通わせてやれる余裕がない場合、
そのことがそのままコンプレックスになる)
学校に行けば行ったで、できが悪かったら、
またまたコンプレックスです。

今、ためしに文部科学省の小学校1〜2年生の指導要領を見てるんですが、
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301b/990301d.htm

Bの「書くこと」について、
「自分の考えが明確になるように、簡単な組み立てを考えること」
と書いてありますが、
そもそも自分の可視化ができてないのに(その訓練を受けてないのに)、
それを明確に組み立てられることなんてありえないので、
(材料をそろえずにパンだねをオーブンに入れて焼け、といっているようなものです)
それをちゃんと教えられないと、またまた劣等感になるのです。


こうやって見てきますと、我々は、本当に基本的なところで、
「教育」をちゃんと受けてこなかったんだー、と、愕然としちゃいます。。。

資格ビジネスの花盛り(ローフードに限った話ではなく)は、
この、私たちが実は「学がない」というコンプレックスと、深く
身についているのかもしれません。

これから教育を受けるのはいいことですが、
問題は、自分の可視化ができていないと、
何か新しい知識が入ってきたときに、「消化・分解・吸収・排出」効率が
下がってしまうことには、気をつけてほしいです。

学習を受ける前に、
「自分が何を知っていて、何を知らないか?」
「何に疑問を持っているのか?」
「どうやってその疑問を解決しようとしているのか?」
「講師のいっていることは、本当か? その根拠は?」
「自分に何を役立てようとしているのか?」
「その疑問を解消することで、自分はどういう自分になろうとしているのか?」
といった自分の可視化ができているのと、
できていないのでは、
同じお金と時間をかけても得られるもの(引き出せる栄養)の
値がまるで違ってきてしまうのではないかと思います。

現在、「寺子屋」のプログラムを急ピッチでまとめていますが、
私は、食べ物でも言葉でも「消化吸収率のいい人」が
増えてほしいと思うので、
「言葉の使い方」の、基礎の基礎を、常に訓練し続ける
場がほしいと思っています。

繰り返しになりますが、これは、バレエのバー・レッスンのようなもので、
生涯にわたって繰り返される必要があり、
しかし、それを重ねるごとに、人生への満足感は、飛躍的に高くなるだろうと
思うのです。

さて、みんなが寺子屋に通えるご都合が合うわけでもないし、
(値段をどうしたらいいか、毎日考え中)
さしあたって、どうしたらいいか?


・本を読みましょう。
 なんでもいいですが、個人的におすすめしたいのは、児童書、絵本です。
 1冊まるまるテキスト暗記できちゃうようなもの。
 ちなみに言語は何でもいいです。
 英語教室受講してくださってる皆さん、level1 で学んだ歌でもいいです。
(あれはラップ以外は、マザー・グースの詩をローフード用にパロディ化しているので
 非常に上質の英語です。)
 おもしろいことに、一つのテキストを、徹底的に咀嚼、分解、吸収すると、
 人というのは、まったく違う形のものを、アウトプットするのです。
 「テキストを暗記」しても「詰め込み教育」にはならないのです。
 「自分の言葉を持っている人」というのは、実は、「他人の言葉をそのまま飲み込める人」
 なのです。
 「他人の言葉をそのまま飲み込む=他者の肯定」は、
 そのまま「自分の肯定」につながるからです。


【今日のまとめ】
あなたの運命の鍵を、「言葉」は、思った以上に大きく握っている。
しかし、多くの人は、その重要性に気づかず、
「言葉」の能力を向上させる訓練もしていない。
この基礎教育の重要性に気づき、訓練しよう。
簡単な本を選び、暗記するまで読み込もう。


今回も、お読みいただきまして、ありがとうございました。

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posted by tomo_ishizuka at 16:12| コア・ビリーフ(あなたを形作る信念) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする